登山でのドローン撮影におすすめ3選!山でドローンを飛ばす時の注意点や許可申告の方法
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登山をする方でドローン撮影に興味を持たれている方が増えています。

壮大な山の景色とドローンによるダイナミックな映像は相性バッチリです。

しかし、山でドローンを飛ばす時には注意点や守らなければならないルールがありますのでこちらで確認してください。

登山でのドローン撮影に必要な許可申請の方法と共におすすめのドローンもご紹介します。

登山でドローン撮影するメリット

山岳絶景を撮影できる

本格的に登山をする方が気になっていたりドローン女子が登山に注目していたりする場合など、そこには少なからずメリットがあることが分かります。

まずは、山岳絶景を撮影できる点が挙げられます。

これまで手持ちでのカメラによる撮影でしたが、ドローンを使用することで様々な角度による山岳絶景を撮ることができます。

上空からの映像ならば鳥と同じ目線ですし、地表すれすれならば無視の視点かもしれません。

角度によって見せる絶景映像は違いますから、登山をした方の思い出にもなり、お土産にもなりそうです。

人が立てない場所からの撮影が可能

登山をしていると目に見える景色だけが存在しているわけではありません。

もちろん、視界に捉えた景色も美しいのですが、山岳絶景と呼ばれる景色は、人が立てない場所にもあります。

山側からの撮影ではなく、山を映す角度にすれば、全く違う映像になります。

これまでまだ誰も見たことがない絶景をドローンが捉えられます。

360°パノラマを引きで撮れる

ドローンの機体によっては、360°のパノラマ空撮ができます。

登山をしていると、開けた視界になることは少なくありません。

見渡す限り自然で、美しい景色と共に綺麗な空気を吸うでしょう。

そんな景色を記録として撮影できるのは大きなメリットです。

トラッキングして自動追尾する機能で人と山を同時に撮影する

ドローンに登山者をトラッキングすることが可能です。

そして、自動追尾する機能を発動させると、人と山を同時に撮影できます。

常に登山者にドローンがついて来ている状態です。

今までは一緒に登山をしている人が撮影をしていたポジションですから、ドローンがその役割を果たせます。

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山でドローンを飛ばす時の注意点

航空法では高度150m以上の空域は飛行申請が必要

登山をする場合、高度150m以上になることは珍しくありません。

「山だから」「登山だから」は関係なく、高度150m以上の飛行は航空法で禁止されています。

150m以上の規制は、他の航空機やヘリコプターが飛行する空域と同じになるので、衝突を回避するためです。

登山をする山の標高などを調べて必要ならば許可を取らなければなりません。

▼▼2024年最新ドローンの規制(法律)7選【航空法・小型無人機等飛行禁止法・民法・電波法・道路交通法・都道府県、市町村条例・肖像権・個人情報の保護に関する法律】▼▼

鳥からの攻撃に注意する

自然豊かな山ですから、野生の鳥と遭遇することがあります。

しかし中には、ドローンを攻撃して墜落させる力を持つ鳥がいるので注意しなければなりません。

特にカラスやトンビは、一瞬にしてドローンを破壊したり墜落させたりする可能性があります。

攻撃しそうな鳥と遭遇したら、ドローンを着陸させたりその場から離れさせたりしましょう。

突風などの「風」に気を付ける

風はドローンにとって天敵であり、最も注意しなければならない自然の驚異でもあります。

風速5m/s以上の場合は、飛行させられない決まりもあります。

▼▼ドローンは風速何メートルまで飛ばせる?国土交通省の風速制限や風に流されない風に強い耐風性ドローンも紹介!▼▼

しかし、登山をしていると突風が吹くことは容易に想像ができます。

ドローン飛行を始めた時に穏やかだった風も、谷間での風や天候の急変などによって突風が吹くことも予想しておきましょう。

GPSのキャッチを確認する

山の形状や地域的なものによってGPSが受信できない場合があります。

登山をしながらドローン撮影をしたい場合は、目視内飛行をすることを前提としましょう。

GPSが確実にキャッチ出来ていると確認が取れてから目視外飛行に切り替えてください。

山でドローンを飛ばす時の許可申請の方法

山林の管理者

登山をして山でドローンを飛ばしたい場合は、山林の管理者をまず調べる必要があります。

所有者や管理者に相談をせずに無許可で飛行させると法律違反になります。

国が管理しているのか、自治体のものなのか、個人で所有しているのかによって許可申請は異なります。

国有林は所管の森林管理局に入林届

国有林でドローンを飛ばしたい場合、全国統一でルールが決まっています。

「入林届」の提出です。

ドローンを飛ばしたい山林を管理する「森林管理局」という機関へ提出します。

森林管理局は全国で7つのブロックに分けられています。

手続きについては以下のホームページを参照してください。

▼▼林野庁|国有林への入林を希望されるみなさまへ▼▼
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kokusei/nyuurin.html

民有林は飛行場所の山の所有者の許可

公有林と私有林である民有林で飛ばす場合は、山の所有者から許可を取りましょう。

ドローンは、土地や山の所有者が「飛ばさないでくれ」と言えば、ドローン飛行はできません。

個別での相談になるケースも少なくありません。

公有林は都道府県や市区町村

公有林と呼ばれる民有林の一つの管理者は、都道府県や市区町村となっています。

個人同士の相談ではなく、相談窓口は自治体の役所となります。

都道府県や市区町村によって、手続き方法が異なります。

私有林は登記上の所有者(法人や個人)

個人の土地として所有している場合は、私有林と呼ばれます。

私有林でドローンを飛ばすなら気を付けなければならないことがあります。

私有林を登記上で所有している法人や個人に相談をすることです。

管理している人や団体の許可ではいけません。

また、山によっては複数の所有者がいる場合もありますから、全ての所有者を特定するのは容易ではありません。

国立公園は各都道府県の環境事務所に確認

登山をしてドローン撮影したい山が国立公園に指定されている場合、訪れるのは都道府県の環境事務所です。

各都道府県に環境事務者は配置されています。

鳥獣保護地区は市役所あるいは環境省で確認

山でドローン撮影する場合の注意点でもご紹介しましたが、山には様々な鳥がいます。

そして、鳥獣保護地域として指定されている場合もあります。

勝手にドローンを飛ばすのは禁止されています。

相談窓口は市役所あるいは環境省です。

高度150m以上の飛行は国土交通省に許可申請

こちらも上記しましたが、高度150mを超えると分かっている山ならば、国土交通省に許可申請を行いましょう。

ドローンの高度については、航空法上での定義があります。

150mというのは、地表または水面からとなります。

海抜ではありませんので注意しましょう。

地表もしくは水面から何メートルの位置にドローンがあるのかが重要です。

▼▼国土交通省|地表又は水面から150m以上の空域での飛行(航空法関係)▼▼
https://www.mlit.go.jp/common/001515201.pdf

高度150m以上は空域を管理する空港事務所へも許可申請

忘れてはいけないのは、国土交通省への許可申請だけではないという点です。

高度150m以上で飛行する場合は、空域を管理する空港事務所への許可申請も必要です。

ドローンと同じ高度では、有人機も飛行しているので飛行計画を提出して、支障が出ないような手続きです。

提出した飛行計画から、他の航空機に支障が出ると分かれば、ドローンの飛行は中止になる可能性があります。

登山でのおすすめ撮影ができるドローン

【DJI】Mavic mini2 SE(35,200円)

軽量ドローンで気軽に持ちだせて、貴重な時間を映像に残せます。

手のひらサイズですので登山の邪魔にもなりません。

最大飛行時間は31分、最大38km/hの風が吹いても映像がブレません。

初心者でもわかりやすい操作方法ですから、登山を趣味にしている方にもおすすめです。

離陸重量 246 g
‌‌標準の機体重量(インテリジェント フライトバッテリー、プロペラ、microSDカードを含む)です。実際の製品重量は、バッチ材料や外的要因により多少異なる場合があります。
サイズ 折りたたみ時(プロペラなし):138×81×58 mm(長さ×幅×高さ)
展開時(プロペラあり):245×289×56 mm(長さ×幅×高さ)
最大航続距離 15km
最大上昇速度 5m/s
最大下降速度 3.5m/s
水平方向の最大飛行速度(海抜0地点、無風) 16m/s
運用限界高度(海抜) 4000 m
プロペラガード装着で離陸時は2000 m
最大飛行時間 31分
最大風圧抵抗 10.7m/s(スケールS)
最大傾斜角度 40°
全球測位衛星システム(GNSS) GPS + GLONASS + Galileo
ホバリング精度範囲 垂直:
±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時)
±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)

水平:
±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時)
±1.5 m(GNSSポジショニング使用時)

内部ストレージ なし

【DJI】Neo(33,000円)

2024年に発売されたドローンは登山者におすすめです。

操縦者に焦点を合わせながら、映画のような映像の撮影ができます。

離着陸は手のひらから行い、場所を取りません。

135gの軽量ドローンで、安定した4k動画も魅力です。

離陸重量 約135 g
サイズ 130×157×48.5 mm
最大上昇速度 0.5 m/s(シネモード)
2 m/s(ノーマルモード)
3 m/s(スポーツモード)
最大下降速度 0.5 m/s(シネモード)
2 m/s(ノーマルモード)
2 m/s(スポーツモード)
最大水平速度(海抜付近、無風) 6 m/s(ノーマルモード)
8 m/s(スポーツモード)
16 m/s(マニュアル モード)
運用限界高度(海抜) 2000 m
最大飛行時間 約18分(プロペラガード装着時は約17分)
各バッテリーごとに、ドローンは手のひらから少なくとも20回の離着陸を連続して実行し、撮影できます
最大ホバリング時間 約18分(プロペラガード装着時は約17分)
最大航続距離 7 km
最大風圧抵抗 8 m/s(スケール 4)
動作環境温度 -10℃~40℃
全球測位衛星システム (GNSS) GPS + Galileo + BeiDou
ホバリング精度範囲 垂直方向:
±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時)
±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)
水平方向:
±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時)
±1.5 m(GNSSポジショニング使用時)
内部ストレージ 22GB

【Holy Stone】HS175(19,990円)

GPSが搭載されていますので、安定したフライトを行います。

4K HDカメラ搭載、カメラの角度は90°で調整可能です。

登山しているあなたをフォローして撮影する「フォローミーモード」も活用できます。

型番 HS175
飛行時間 60分(バッテリー3個;バッテリー1個で20分)
折りたたみサイズ 145×90×60mm
展開サイズ 360×300×70mm
重量 198g(バッテリー1個を搭載する場合)
機体バッテリー 7.6V 1300mAh
充電時間 機体バッテリー:約150分;送信機バッテリー:約60分
送信機とカメラ周波数 204GHz
操作距離 約350m(障害物なし、信号障害なし)
画素数 写真4096*3072p(SD側)、2048*1080p(アプリ側);録画2048*1080p(SD側)、1920*1080p(アプリ側)
Wi-Fiリアルタイム距離 約50m(障害物なし、信号障害なし)
カメラ角度調整 -90°~0°
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