
ドローン測量の導入を検討している方。
ドローン測量におすすめの最新機種を性能や価格、用途別に徹底比較してまとめました。
精度の高い3Dマッピングや土木測量に対応したモデルから、初心者向けのコストパフォーマンス重視の機種まで、導入前に知っておきたい選び方のポイントです。
これからドローン測量を始めたい企業や個人にもおすすめの情報です。
ドローン測量とは?
ドローン測量とは、空中からドローン(無人航空機)を使って地形や構造物を撮影や計測し、地図や3Dモデルを作成する測量方法です。
従来の地上測量に比べて、作業効率が高く、広範囲を短時間で高精度に計測できるのが大きな特徴です。
最近では、国や自治体のインフラDX推進の一環としても注目されています。
今後は、建設や土木業界において必須技術になりそうです。
※より詳しく知りたい方は「ドローン測量とは?メリットデメリット・やり方・資格・費用など紹介!」をご覧ください。
ドローン測量に必要な機能と選び方
ドローン測量を導入する際、価格や見た目が気になりますが、やはり性能や飛行性能なども比較する必要があります。
複数の要素を総合的に比較することで、必要な機能を持つドローンを見つけられるはずです。
測量における精度
測量精度については、最も有用すべきポイントだといわれています。
一般的にドローン測量をする↑で、誤差数cmの精度が求められているのです。
高精度を実現するためには、RTKやPPK対応のGPSを搭載していること、誤差補正が可能であること、呼応解像度カメラやLiDARの搭載に注目しましょう。
用途によっては、地上基準点の設置が必要なケースもあります。
飛行時間やバッテリー
多くの測量現場では、広範囲で長時間の飛行が必要です。
そのため、バッテリー性能と飛行性能は外せない選定基準だといえます。
飛行時間が短いと、着陸を頻繁にしなければならず、再起動での作業効率も落ちてしまいます。
飛行可能距離とバッテリー容量のバランスが大切です。
一般的な測量用ドローンは30~60分程度の飛行が可能。
また、寒冷地や高知で測量するならば、気候耐性や飛行安定性にも注目しましょう。
カメラ性能
測量の精度や解析の結果に直結するのが、ドローンに搭載されているカメラの性能です。
ドローン測量におけるカメラ性能のチェックポイントは以下となります。
また、農業や林業、災害現場の調査には、赤外線カメラやマルチスペクトルカメラが搭載されていると応用できます。
対応ソフトウェアとの連携
ドローンで撮影したデータは、専用の解析ソフトウェアと連携させることで初めて「測量成果」となります。
使用予定のソフトウェアとドローンの互換性も確認しましょう。
RTK/PPKデータの処理に対応しているか、点群データやオルソ画像の出力形式が業務で使えるかも選定基準となります。
メーカー純正のワークフローを用意している機種は、初心者にも扱いやすいでしょう。
飛行許可や資格要件
ドローン測量を行うためには、法令遵守や資格取得も必要不可です。
日本国内でドローン飛行するためには、航空法による飛行許可申請や資格取得が求められます。
※2025年最新ドローンの規制(法律)7選【航空法・小型無人機等飛行禁止法・民法・電波法・道路交通法・都道府県、市町村条例・肖像権・個人情報の保護に関する法律】
また、業務として測量を行う場合は、測量士または測量士補の資格保有者による監督が必要になる場合もあります。
2025年最新のドローン測量おすすめモデル比較
| 機種名 | DJI Matrice 350 RTK | DJI Mavic 3 Enterprise | Parrot ANAFI Ai | Autel EVO II RTK |
|---|---|---|---|---|
| 測位方式 | RTK / PPK対応 | RTK搭載 | GPS+4G LTE | RTK(詳細不明) |
| 飛行時間 | 最大 55分 | 最大 45分 | 約 32分 | 約 35〜40分(推定) |
| 重量 | 約 3.6kg(機体のみ) | 約 1.4kg | 約 898g | 情報なし |
| カメラ性能 | Zenmuse P1 / L1 / H20シリーズ対応 | 3E: 4/3型 CMOS 20MP 3T: サーマル付き |
1/2インチ CMOS 48MP 180°ジンバル可動 |
情報なし |
| 障害物回避機能 | 全方向センサー + AIスポットチェック | APAS 5.0(6方向センサー) | 前方自律障害物検知 | 情報なし |
| 最大伝送距離 | 最大 20km(O3 Enterprise) | 最大 15km(O3 Enterprise) | 4G接続時:セルラー圏内無制限 | 情報なし |
| 対応ソフトウェア | DJI Terra, Trimble, Pix4D 等 | DJI Terra, Pix4D 等 | PIX4D、OpenFlight、FreeFlight | Pix4D 他(推定) |
| 価格(税別) | オープン価格(要見積) | オープン価格(要見積) | 約 ¥545,000(本体) | 要問い合わせ |
DJI Matrice 350 RTK
DJI Matrice 350 RTKは、産業用測量に特化したハイエンドモデルです。
RTKおよびPPKに対応しており、センチメートルレベルの精度での測量が可能です。
Zenmuseシリーズのペイロード(P1、L1など)に対応し、写真測量からLiDAR計測まで柔軟に対応できます。
さらに、最大55分の長時間飛行とIP55の防塵防滴性能により、過酷な環境でも安定した飛行を実現しています。
大規模なインフラ点検や災害現場の調査にも適しています。
DJI Mavic 3 Enterprise
引用元:DJI Mavic 3 Enterpriseシリーズ - 産業用マッピング検査用ドローン - DJI Enterprise
Mavic 3 Enterpriseは、コンパクトな機体ながら本格的な測量に対応する業務用モデルです。
RTKモジュールを搭載することで、GCPの使用を減らし、効率的な測量を可能にします。
Mavic 3Eは高解像度の4/3型CMOSカメラとメカシャッターを備え、歪みの少ない画像取得が可能です。
3Tモデルでは赤外線カメラも搭載されており、インフラ点検や消防用途にも対応できます。持ち運びやすさも大きな魅力です。
Parrot Anafi Ai
引用元:Parrot ANAFI Ai【Parrot 国内正規代理店】KMTドローンサービス
Parrot ANAFI Aiは、4G LTE通信に対応した唯一の測量用ドローンで、Wi-Fi圏外でも遠隔地との安定した通信を確保できます。
48MPの高解像度カメラに加え、180°可動ジンバルを搭載し、斜め方向からの撮影や複雑な構造物の記録にも適しています。
AIによる自律飛行や障害物回避も可能です。
コンパクトながら測量用途に強みを持つ革新的な機体だといわれています。
Autel EVO II RTKシリーズ
引用元:Autel Robotics EVO Ⅱ RTK シリーズ
Autel EVO II RTKシリーズは、RTKモジュールを内蔵した軽量かつ高性能な業務用ドローンです。
コンパクトながら、測量精度を確保しつつ長時間の飛行も実現しています。
可視光カメラだけでなく、赤外線カメラを搭載したモデルもラインナップされています。
カスタマイズ性や操作性に優れている点も支持されており、特に海外では測量の代替機としても評価されています。
価格相場と予算別のおすすめ機種
【50万円未満】導入コストを抑えたい方
低予算で考えている方には、中古市場やレンタルサービスの活用がおすすめです。
レンタルならばDJI製品でも1泊2日で約150,000円、1か月では350,8000円のプランもあり、短期利用ならコストを大幅に抑えられます
また、Mavic 3Eや3Tの中古市場での流通価格が500,000円以下であれば、RTK測量の精度と携帯性を併せ持つコンパクトドローンとして最適です。
【50~100万円】中規模事業者に最適なバランスモデル
この価格帯では、性能と予算のバランスを重視したい中規模事業者にぴったりです。
DJI Mavic 3 Enterprise(3E)は、RTK搭載で4/3型CMOSカメラ付きで約672,100円〜から入手可能です。
より高機能なサーマル付き 3Tモデルは約779,900円〜で、点検や災害対応にも強い選択肢です
携帯性と測量精度を両立でき、すぐに業務導入できる点も魅力です。
【150万円以上】大規模、高精度測量に特化した上位モデル
高い精度と複数ペイロード対応、大規模な業務にも耐える信頼性を求めるなら、DJI Matrice 350 RTKがおすすめです。
販売価格は1,163,700円〜、より上位ペイロード(H30Tなど)とのキットになると2,165,545円という本格的な構成もあります。
これにより、写真測量やLiDAR、赤外線など多用途に対応でき、インフラ、災害、林業など本格測量に最適です。

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