引用元:JUIDA | 一般社団法人日本UAS産業振興協議会
ドローンの民間資格取得でも有名な「JUIDA」についてご紹介します。
JUIDA無人航空機操縦技能ライセンスは日本国内では長い歴史を持つ証明証にもなり、国家資格に有利になるともいわれています。
JUIDAは国家資格にどう有利なのか、どんなメリットがあるのか、年会費を払わないとどうなるのかまでまとめてお伝えしましょう。
ドローン民間資格の取得を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
JUIDAとは?読み方は?
引用元:JUIDA | 一般社団法人日本UAS産業振興協議会
私たちが「JUIDA」と目にするのは、正式名称を「一般社団法人日本UAS産業振興協議会」を指します。
「JUIDA」の読み方は「ジュイダ」です。
一般社団法人日本UAS産業振興協議会は、ドローンを使った新たな産業や市場の発展を目的とした安全ガイドランスの策定を行ったり、ドローン操縦者の認定を行っています。
この「ドローン操縦者の認定」が「JUIDAの民間資格」と呼ばれることがあります。
ドローン資格認定団体として活動されてり、国内では2万人を超える方が資格取得をしています。
JUIDA認定校は全国にあり、お住まいの近くで取得できる方がほとんどだと思われます。
【民間資格】JUIDAドローン資格とは
無人航空機操縦技能
無人航空機すなわちドローンを安全に飛行するための知識と操縦技術を有する者に与えられる証明証です。
16歳以上に受講資格があり(未成年は親権者の同意書が必要)、JUDAが定めたカリキュラムをこなすことで得られます。
JUIDA認定校である「空ごこち」さんによるとカリキュラムは以下のようになります。
【座学】
ガイダンス(講座の説明他)
無人航空機概論/法規制・ルール/技術
電波と無線/気象
許可・承認が必要な飛行/操縦基礎
SNS活用講座/オンライン試験
夜間目視外飛行(座学)
【実技10時間】
実機訓練
基本操作練習(ホバリング、上空飛行、四角移動など)
実技試験訓練
実技試験訓練(個人の苦手項目を優先に練習)
実技試験
応用練習(カメラワーク操作、撮影データを使用しての動画編集)
【実技2時間】
実機訓練(目視外飛行)
実機訓練(夜間)
受講して合格し、所定の手続きをすると、カードタイプまたファイルになった証明証とバッチ、バッチケースが授けられます。
無人航空機安全運航管理者
無人航空機安全運航管理者とは、運航に関わる十分な安全と法律の知識を有し、ひこう業務の安全を管理する者を指します。
こちらの受講は18歳以上かつ操縦技能証明書を保有している方に資格があります。
ドローンスクールの多くは、無人航空機操縦技能と無人航空機安全運航管理者の受講をセットにしています。
こちらも合格後、所定の手続きをすることで、カードタイプまたファイルになった証明証とバッチ、バッチケースが授けられます。
座学(機体・操縦・運用体制の安全)
座学(リスクアセスメント・ハザード)
試験
JUIDA資格の申請や更新について
JUIDA資格の申請
JUIDAが定める条件を満たすと資格の申請を行えます。
申請するのは本人が行い、オンラインで行われます。
証明証を申し込む際には、「本人の顔写真」「確認書類の写真」「認定スクールが発行した終了証」「住民票(場合によっては戸籍謄本)」「未成年者は親権者の同意書」が必要です。
また、JUIDA会員になりますので入会費5,000円(証明証を同時に申請する場合は免除)と年会費5,000円、資格発行費(操縦技能22,000円・安全運航管理者16,500円)振り込みを行います。
JUIDA資格の更新
JUIDA認定の証明証はそれぞれ2年の有効期限があります。
2年毎に更新申請をしなければなりません。
更新日の2ヶ月前から更新手続きは可能で、会員専用サイトで行います。
更新する際には、簡単なWebテストを受講します。
必要なものは「本人の顔写真」です。
更新の申し込みが完了して支払いについてのメールが届いたら、年会費5,000円を支払います。
また、資格発行費の更新料金は操縦技能で7,700円、安全運航管理者は3,300円です。
入金確認が出来てから翌々月の初日交付になります。
年会費を払わないとどうなる?
支払い手続きを忘れていたり、更新を失念してしまったりした場合、証明証が失効してしまいます。
更新する方の場合は、JUIDAに登録されている情報が停止されます。
年会費を払わないということは、JUIDA会員ではなくなるということです。
再び登録をしようとする場合は、改めて新規の入会や申請が必要になります。
JUIDA資格は国家資格を取得する際にどんなメリットがある?
講習時間が減免される
JUIDA資格などの民間資格を取得している方とドローンに対して初心者の方を比べると、国家資格を取得する際には講習時間が異なるケースがほとんどです。
ドローンスクールにとって定めている講習時間は様々ですが、JUIDA資格取得者は「経験者」として扱われます。
知識や経験もある者として扱われるので、初心者の方よりも時間をかける必要がないという考え方です。
講習費用が抑えられる
講習時間が異なるので当然、講習費用も抑えられます。
国家資格の取得を目指すコースは、数十万円になる場合も多く、決して安いわけではありません。
スクールによっては、国家資格一等を初心者の方が目指す際に1,000,000円を超える場合もあるのです。
しかし、JUIDA資格を保有している方は経験者コースとしてお得に受けられます。
JUDA認定スクールについて
JUIDA認定スクールは全国に点在しています。
北は北海道から南は沖縄まで、海外に目を向けるとインドネシアにもあります。
北海道9校、東北33校、関東59校、中部・東海47校、近畿32校、中国・四国27校、九州・沖縄25校(2024年11月25日現在)で展開されています。