引用元:DJI CAMP公式サイト
ドローンメーカー「DJI」が設立したドローン資格認定制度に興味がある方。
「DJI CAMPとはなにか」「DJI CAMPスペシャリストの合格率やオンラインテスト内容」が気になる方にまとめてご紹介します。
DJI CAMPは今後、国家資格を取得する際に有利になるのかどうかも知りたいところです。
ドローンメーカー「DJI」が認定する民間資格を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
DJI CAMPとは?
ドローン大手メーカー「DJI」が設立した資格認定制度
引用元:DJI CAMP公式サイト
ドローンを飛行するための民間資格が多く存在しています。
その中でも「DJI CAMP」と呼ばれるものは、ドローン大手メーカー「DJI」が設立した資格認定制度なのです。
ドローン本体のシェア率は世界を誇るものであり、新製品を続々と発表、販売している注目のメーカーです。
そして「DJI CAMP」はドローンについて学ぶ講習コース。
必要なカリキュラムをこなし、修了することで「DJI CAMPスペシャリストの」とよばれる民間資格を得られます。
DJI社については、以下の記事を参照してください。
▼▼「DJIとはどこの国のどんなドローンメーカー?DJI製品の危険性の噂や会社概要・DJIストア店舗(正規販売代理店)一覧まで紹介!」▼▼
DJIドローンに関する正しい知識や操縦方法などを習得できる
DJI社が設立した資格認定制度ですから、DJIドローンに関する知識をつけられます。
世界に誇るシェア率ですし、初心者向けの機体もあることから、たくさんの方が使用しているDJI社製のドローンです。
DJIドローンに関する正しい知識だけでなく、操縦方法まで習得できるので、修了するとすぐに実践に移すことが出来ます。
DJIのアプリの使用方法も学べますから、安心安全の飛行に繋げられます。
ただ、受講資格に「10時間以上の飛行経験がある」というものがありますので、経験者さんに向いている民間資格であるともいえます。
基本受講費用は66,000円
「DJI CAMP」の基本受講費用は安価だと評判です。
66,000円と設定されているのは、上記でもご説明したように経験者さん向けのコースであることが一つの理由です。
10時間以上の飛行経験がある方ですから、基礎的な知識や操縦方法は身についているものとし、その分、講習時間が他の民間資格に比べて短縮できるからです。
「DJI CAMP」を取り扱うドローンスクールによっては、ドローンを操縦したことがない初心者さんでも受講できるコースを準備している場合もあります。
まずは、お近くのドローンスクールに問い合わせてみましょう。
DJI CAMPスペシャリストを取得するメリット
飛行許可申請が簡略化される
それぞれの民間資格にはそれぞれの取得した際のメリットがあります。
「DJI CAMPスペシャリスト」の場合は、飛行許可申請の簡略化が期待できます。
飛行許可申請は国土交通省へ行う必要がありますが、ドローンの操縦や知識、能力があると確認できたら簡略化できるのです。
そのための証明証を得られます。
DJI公認ドローン保険が割引される
DJI社による資格ということで、受講が修了するとDJI公認ドローン保険の割引が行われます。
これは、エアロエントリー社での申し込みが必要です。
しかし、保険料が安くなれば、確実に加入することができ、安心して飛行を楽しめます。
DJI認定インストラクターからの指導を受講できる
経験豊富なDJI CAMPインストラクターがいます。
認定するのはDJIJAPANです。
彼らからの指導を受けられますので、飛行などに不安がある場合に便利なサービスだといえます。
パイロットとしての信頼性が高まる
「DJI CAMPスペシャリスト」を取得するとその証明をいただけます。
ビジネスや業務を行う際には、添付書類として活用でき、操縦者としての信頼性が高まります。
知識を持っている、操縦技能講習を受けているというパイロットとしての信頼性です。
DJI CAMPスペシャリストの合格率は?
資格概要
「DJI CAMPスペシャリスト」の講習を受ける場合、「DJI製機体の飛行操縦経験が10時間以上」という条件があります。
費用の項目でもお話しましたが、ある程度の経験がある方に向けての講習ですから、安く早く受講を修了させられます。
カリキュラム
第1章 操縦者の行動規範
第2章 安全基準
第3章 禁止事項
第4章 マルチコプターの概論
第5章 電波について
第6章 気象について
第7章 飛行について
第8章 DJI製品について
第9章 法律について
実施機関によって、時間や日数は異なります。
合格率や難易度
認定試験は、筆記試験と実技試験に分かれています。
それぞれ50点満点となっていて、基準点を超えると合格となります。
基準点や合格率については公表されていません。
とはいえ、次の項でご紹介する試験対策をとれば、合格に近づくといわれています。
難易度はそれほど高くないそうです。
試験対策
認定試験で合格するためには、DJI CAMPオリジナルテキストを購入しなければなりません。
これは、現地で購入することは出来ませんので、アマゾンなどでテキストを手に入れる必要があります。
また、「飛行計画レポート作成」が筆記試験となり、「飛行技能テスト」が実技試験となります。
残念ながら、過去問は非公表となっているので、テキストを活用しながら、講習内容をしっかりと学ぶことが近道なのかもしれません。
オンラインテストについて
飛行計画レポート作成、飛行技能テストに合格するt、最終テストはオンラインで行われます。
オンラインテストは、選択式で50問となっています。
制限時間は60分、もし不合格になった場合でも2回まで受講できます。
再受験の際には16,500円が費用として発生しますので注意しましょう。
DJI CAMPスペシャリストは国家資格を取得する際にどんなメリットがある?
受講費用が安くなる
講習時間が異なるので当然、講習費用も抑えられます。
国家資格の取得を目指すコースは、数十万円になる場合も多く、決して安いわけではありません。
スクールによっては、国家資格一等を初心者の方が目指す際に1,000,000円を超える場合もあるのです。
しかし、DJI CAMPスペシャリストを保有している方は経験者コースとしてお得に受けられます。
受講時間が短くなる
DJI CAMPスペシャリスト資格などの民間資格を取得している方とドローンに対して初心者の方を比べると、国家資格を取得する際には講習時間が異なるケースがほとんどです。
ドローンスクールにとって定めている講習時間は様々ですが、DJI CAMPスペシャリスト取得者は「経験者」として扱われます。
知識や経験もある者として扱われるので、初心者の方よりも時間をかける必要がないという考え方です。