「ドローンは雨だと飛ばせない」「天候や水に弱い」という特徴があります。
しかし、ドローンは日々開発の上で進化をしており、最近では数は少ないですが「防水ドローン」が登場するようになりました。
防水ドローンを使用することで雨対策は安心安全です。
雨の日でも飛行できる、水分に強い防水ドローンの特徴やメリット、おすすめの機体をご紹介します。
また結論から言いますとDJI製品でのおすすめ防水ドローンはあり「Matrice 300 RTK」となります。
おすすめ防水ドローンの見出し内でも紹介するので是非参考にしてみてください。
防水ドローンの特徴
雨対策で安心安全・水上で活用できるものもある
一般的なドローンは雨が降ると機体の精密機械が濡れるため飛行させることが出来ません。
しかし、開発が進んで防水ドローンが販売されていることで、雨対策ができるようになりました。
「完全防水」「簡易防水」と仕様が2種類あります。
簡易防水と呼ばれる仕様の場合は、防水カバーを取り付けて飛行させます。
完全防水仕様ならば、その防水カバーも無しで雨の中での飛行が可能になります。
また、水上は水しぶきなどが上がりますが、防水ドローンならば安心そして安全に利用できます。
水中に潜ることは不可能
防水で雨の日でも飛行できるドローンですが、水中に潜ることは出来ません。
水中ドローンというより精密に仕上げたドローンでなければ難しいようです。
水中にドローンが潜るということは、水圧も受けますから、また違った性能となります。
通常のドローンよりも精密
通常のドローンもかなり精密に作られています。
しかし、防水ドローンはより精密に、様々な場面でも活用できるように開発されているのです。
インフラ設備の点検、災害時の救出活動などでの活躍も期待されています。
高性能カメラが搭載されている
防水カメラにはカメラが搭載されています。
その多くは高性能カメラで、美しくダイナミックな映像を撮影することが出来ます。
もちろん、カメラも防水機能があり、雨などの水じぶきを受けても故障しません。
防水ドローンのメリット
天候に左右されない、大雨でも怖くない
ドローンの一つの種類ですから、強風には注意した上で天候に左右されないメリットがあります。
急な大雨でも怖くありませんから、突発的なリスケが行われることも少なくなるはずです。
通常のドローンで活動を計画していると、常に天気予報を確認し、実際に降雨があると機体が故障しないようにその場を引き上げます。
以下でもご説明しますが、災害の現場は天候が崩れている場合も多く、すぐに出動できるドローンが防水ならば救える命が増えたり、早急に情報を手に入れたりすることが出来ます。
水没しても全損リスクが少ない
防水機能があるので、仮に水没しても全損しにくいといわれています。
水中ドローンではありませんので、水没し続けると全損のリスクは高まりますが、防水機能が助けてくれます。
防水ドローンを使って飛行の練習を行う初心者の方がいるのはこのためです。
万が一、ドローンが落下する危険を考えた時に地面に落ちるよりも海や川などに落ちた方が安心な状態に繋げます。
水面ギリギリ、水しぶきありの映像を撮影できる
通常ドローンの場合、多少の水分でも神経質にならなければなりません。
しかし、防水ドローンの場合は、機体にかかる水分を気にしなくていいので、水面ギリギリの飛行も可能ですし、水しぶきのある映像を撮影することも出来ます。
かなりダイナミックな映像になります。
ドローンは空中からの映像をとるイメージがありますが、防水ドローンを活用すれば、これまでにない画角を得ることが出来るのです。
災害時やインフラ点検にも活用できる
ドローンを使った情報収集や人命救助、インフラ点検など注目されています。
開発や研究も進んでおり、ヘリコプターなどと比べてすぐに出動できたり人が踏み入れられない場所に飛ばしたりできるのがメリットです。
災害時は特に日本の場合、最近でも大雨による被害が出ることもあり、天候が悪い中での活動になりやすいのです。
防水ドローンが普及することで、救える命が増えたり、被災地の状況がいち早く分かって必要な物資などを届けたりすることも出来ます。
ドローンは物流の面でも発展していますから、今後に大きな期待を寄せられています。
おすすめ防水ドローン
【PowerVision】PowerEgg X(100,100円)
引用元:PowerEgg Xカメラ付き防水ドローン|PowerVisionショップ – PowerVision-Japan-Onlinestore
空中ドローンから水中ドローンまで開発販売している「PowerVision」は防水ドローンも提供しています。
「PowerEgg X」とよばれるドローンで、AIカメラが搭載されており、「全天候型ドローン」といわれています。
AIカメラには手振れ補正機能が搭載されていますから、多少の荒れた天候でも安心して空撮できます。
防水アクセサリーを装着することで雨天の中での飛行だけでなく、水上における離着陸も可能です。
離陸重量 | 862g |
プロペラピッチ | 427.5mm |
最高水平飛行速度 | 18m/s |
最大離陸高度(海抜) | 4000m |
GNSS | GPS+GLONASS |
動作環境温度 | 0℃~40℃ |
【SwellPro】スプラッシュドローン4(380,860円)
SwellPro製のスプラッシュドローン4は、完全防水ジンバルと完全防水サーモグラフィカメラが人気です。
赤外線カメラが搭載されていることで雨の中での点検なども可能となります。
測量や救助にも活用されることが期待されています。
業界最高級の防水技術を用いたドローンで、プラットフォームは工業用のABSが採用されているそうです。
内部の電子部品もオリジナルでコーティングしていますから、濡れることによる錆や腐食を防ぎます。
防水等級 | IP67 |
重量 | 2.18kg |
軸径 | 450mm |
最大上昇速度 | 4m/s |
最大下降速度 | 4m/s |
最大積載量 | 2kg |
【DJI】Matrice 300 RTK(822,600円)
引用元:Matrice 300 RTK - 産業用マッピング検査用ドローン - DJI Enterprise
DJIの業務用ドローン「MATRICE300RTK」は、現代の久々宇システムからの着想によって設計された最大飛行時間55分の注目の機体です。
DJI製品ではこちらだけが防水仕様となっています。
保護等級IP45で防水だけでなく防塵構造です。
天候が崩れた時にも安心して飛行させられる高性能のドローンです。
サイズ | 展開状態、プロペラは除く:810 × 670 × 430 mm(長さ×幅×高さ) 折りたたんだ状態、プロペラとランディングギアを含む:430 × 420 × 430 mm(長さ×幅×高さ) |
重量 | 約 3.6 kg(バッテリー非搭載時) 約 6.3 kg(TB60バッテリー2個搭載時) |
最大ペイロード | 2.7kg |
保護等級 | IP45 |
GNSS | GPS+GLONASS+BeiDou+Galileo |
動作環境温度 | -20°C~50°C |