
ドローンを飛行させる方にとって「飛行日誌」は気になるところです。
2022年12月5日に航空法が改正され、特定飛行の場合には飛行日誌の記載が義務化されたからです。
本当に必須なんかどのような時に義務なんか、書き方についても解説いたします。
また、ドローンの飛行日誌のエクセルなどのテンプレートダウンロードサイトやおすすめの飛行記録無料アプリもご紹介しましょう。
「難しそう」「面倒そう」という気持ちを解消させてください。
目次
ドローンの飛行日誌は必須?義務化?
ドローンの飛行日誌とは
まず、ドローン飛行日誌を書くのは飛行させる人本人です。
記載するおおまかな内容は、どんな飛行をするのか、どんな整備をしているのか、改造をいつどのように行ったのかなどです。
また、定期的にドローンは点検しますが、その結果についても記していきます。
航空法で義務付けられているのは「特定飛行」をする場合
ドローンの飛行日誌は義務付けられていると言われていますが、航空法では「特定飛行」をする場合に限られます。
▼▼ドローンの特定飛行とは?資格との関係性や許可申告方法や特定飛行以外まで紹介!▼▼
趣味程度で室内で飛行させるなどの場合は不要です。
もちろん、ドローン飛行日誌をつけて安全管理に役立てても構いません。
推奨はされていますので挑戦してみましょう。
また、特定飛行をする場合に記載が義務付けられているだけでなく、携行と保管も義務です。
守られない場合は、航空法大57条の11に基づき10万円以下の罰則が科せられます。
▼▼国土交通省|無人航空機の飛行日誌の取扱要領▼▼
https://www.mlit.go.jp/koku/content/001574394.pdf
ドローンの飛行日誌の書き方
データは紙or電子
ドローンの飛行日誌は、紙にご自分で記載する方法と電子で入力や保存をする方法があります。
紙を利用する場合は、消えないボールペンで記載しましょう。
持ち運ぶ必要がありますので、書類としてまとめる必要があります。
記録の構成は「飛行記録」「日常点検記録」「点検整備記録」
ドローンの飛行日誌の書き方として3つの構成を理解しなければなりません。
1つのドローン機体において「飛行記録」「日常点検記録」「点検整備記録」の3つが必要です。
ドローンが3機ある場合は、ドローン飛行日誌は9つあるということです。
飛行記録 | ドローンを飛行した後 | ||
---|---|---|---|
日常点検記録 | ドローンを飛行させる前やさせた後の点検時 | ||
点検整備記録 | ドローンメーカーが定めている点検推奨帰還or定められていない場合は20時間の飛行毎 |
ドローンの飛行記録をエクセルでダウンロードできるサイト
すぎな行政書士事務所
引用元:すぎな行政書士事務所
ドローン飛行の手続きなどを行っている「すぎな行政書士事務所」では、飛行日誌についても詳しい説明をされていたり、飛行記録をダウンロードできたりします。
飛行記録、日常点検記録、点検整備記録をそれぞれエクセルとPDFで様式は6通り準備されています。
取り扱い要領や作成についてなどを参考にしながら、紙やデータで記録をつけられます。
スカイドローンスクール
引用元:スカイドローンスクール
スカイドローンスクールさんでもエクセルで飛行日誌のフォーマットをダウンロードできます。
「点検整備記録簿」「日常点検記録」「無人航空機の飛行記録」という名前で準備されています。
特にPCで入力したい方におすすめで、様式を記入しやすいようにカスタマイズしているようです。
無料のおすすめ飛行記録アプリ
ドローンノート-UAV(無人航空機)飛行日誌の簡単作成アプリ
引用元:「ドローンノート-UAV(無人航空機)飛行日誌の簡単作成アプリ」をApp Storeで
ドローンノート-UAV(無人航空機)飛行日誌の簡単作成アプリでは会員登録が不要です。
位置や住所はボタンひとつで自動取得し、過去のデータの複製も可能なので入力は難しくありません。
クラウドでの保存によってデータが共有できますし、自動バックアップも行えます。
アプリということで持ち運ぶ必要がないところが大きな利点です。
JULC飛行日誌アプリ
ドローンの飛行日誌を簡単に記録できるアプリとしてJULC飛行日誌アプリは活用されています。
離陸や着陸した時にアプリ内でタップするだけで日時や場所は自動で入力されます。
また、複数のドローンパイロットと機体の情報を登録することも可能です。
利用は無料ですが、JULC会員登録と起動キーの登録が必要です。
JULCは日本無人航空機免許センターで、国土交通省登録講習機関です。