イベントや空撮だけでなく、今は災害でも注目を集めるドローン(drone)についてご紹介します。
ドローン(drone)の語源やそもそもドローンとは何か、意味や由来、正式名称など詳しく解説します。
一般的にドローンという言葉は日常で使われるようになりましたので、droneの語源などを知っておきましょう。
目次
そもそも無人航空機(ドローン・drone)とは?意味や由来や正式名称
紛争や戦争のニュースに触れる際に、ドローンという言葉をよく耳にします。
そもそも無人航空機droneは、軍事用に開発されたものなのです。
人員を割くことなく、攻め入ることが出来るとして今でも利用されています。
すでに第二次世界大戦中には、爆弾を搭載して、無人爆撃機として活用する研究がされていたそうです。
実用化されるようになったのは、アメリカ軍が軍事開発した「プレデター」というドローンで、アフガニスタンやイラクで使用されています。
「無人航空機」「無人機」「マルチコプター・ラジコンヘリ」とも呼ばれることがあります。
ただ、ドローンの正式名称は「無人航空機」。
名前の由来については、以下の語源で詳しく解説しますが「ハチ」に関係しています。
ドローンの分類とは?
空撮用ドローン
撮影したものをビジネスで活かしたり、思い出として残したりするので高性能のカメラが内蔵されています。
また、長時間かつ長距離飛行できるようなドローンです。
ジンバルと呼ばれる撮影の際のブレを補正する機能が搭載されているケースも少なくありません。
産業用ドローン
産業用ドローンは多岐にわたります。
インフラ点検を行うドローンは、赤外線カメラや衝突回避センサーが搭載されているので安全です。
測量に使われるものは、写真測量用とレーザー測量用があります。
災害対策や防災に使用されるドローンについては、用途によって機能が違うのです。
浮き輪などを運んで投下したり、被災地の調査を行う場合は赤外線カメラや高性能カメラを搭載したりしています。
警備にも今はドローンが使用されています。
不審者などに対して赤外線カメラやセンサーを搭載して警戒したり、夜間監視したりするものの。
サーチライトやスピーカーを搭載している産業用ドローンなら、不審者や不審車両の追跡が可能です。
農業の人手不足に期待されているのが農薬散布。
物流やイベントにもどんどんと活用されています。
競技用ドローン
ドローンレースやドローンサッカーなどの無人航空機はまた異なる種類のものです。
パーツが全て交換できるようになっており、回転するなどアクロバットな飛行ができます。
レース用のドローンとなると、最高速度は180kmにもなるそうです。
軍事用ドローン
ドローンのそもそもの使い方とされていた軍事用も一つの種類として数えましょう。
偵察や調査、攻撃、追尾などを行います。
軍事用として扱う場合には、高速での飛行、長距離、長距離での飛行が必要です。
様々なレーダーは高性能なものであり、もちろん赤外線カメラも搭載されています。
水中ドローン
水中撮影を行うためのよく用いられています。
他にも、水質や知識、インフラの調査を行ったり、船舶の点検を行ったりすることもあるそうです。
水難事故が起こった際の調査や救出にも役立ちます。
FPVドローン
FPVゴーグルと呼ばれるものを着用し、リアルタイムに見ながら操縦できます。
空撮や農地の調査などに利用されています。
トイドローン
小型で軽量化されており、価格や安いという点で利用しやすくなっています。
また、トイドローンは法律による飛行の規制が多くありません。
空撮、狭い場所での点検に利用される他、ドローンレースやドローンサッカー、ドローンショーにも使われています。
ドローンの語源
オスのハチの羽音
ドローンの語源については、一般的に2パターンでいわれています。
そのうちの一つがオスのハチの羽音です。
そもそものドローンの語源が、オスのハチという英語の意味。
そして、ドローンのプロペラの音とハチの羽音が似ているということのようです。
また、ハチは羽を、ドローンはプロペラを高速回転して飛行するところも似ています。
第二次世界大戦のイギリス軍の訓練機
イギリス軍が第二次世界大戦中に射撃訓練用標的飛行機を使っていましたが、その名前が「クイーン・ビー」といいます。
まず、クイーン・ビーは日本語訳で「女王蜂」。
そして、現在のドローンと第二次世界大戦中に使用されていた無線操縦飛行機が似ているそうです。
よって英語の「drone」という名づけになったという説もあります。
前項でご紹介した「オスのハチの羽音」、こちらの「クイーン・ビー」、どちらも蜂が語源に関係していることは間違いないようです。