【2025年最新】ドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)とは?メリットやおすすめ後付け赤外線カメラや赤外線カメラ搭載ドローンの価格まで紹介!
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世界中でドローンの発展に注目されている昨今、温度を可視化する赤外線カメラ(サーモカメラ)に興味を持たれている方も増えています。

ドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)とは何か、意味やできることをはじめ、メリットついて詳しくご紹介します。

また、通常ドローンに後付けする赤外線カメラや、最初から赤外線カメラが搭載されているドローンの価格やスペックもお伝えしましょう。

ドローンに搭載されている赤外線カメラ(サーモカメラ)の意味やできること

ドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)とは

外壁や太陽光パネルなどの点検などで使用が増えているドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)。

一言でいえば、温度を可視化できるものです。

以下で詳しくそれぞれのシチュエーションについて解説しますが、温度を可視化することで劣化具合や破損などを見つけられます。

目で確認できない内部に異常を検知すれば、破損の前に対処するのも容易です。

また、暗闇での撮影が可能ですので、夜間警備などにも役立っています。

ソーラーパネルの点検を行える

屋根などに太陽光パネルすなわちソーラーパネルを設置しているご家庭や企業がたくさんあります。

しかし、定期的に点検をする必要があり、その際のアイテムにドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)を用いる機会が増えています。

保守点検やメンテナンスを行う場合にドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)を利用することで、短時間でかつ安全に行えます。

発熱状態を確認して異常を見つけます。

12条点検で外壁調査を行える

建築基準法第12条は大型マンションを中心に注目されています。

いわゆる12条点検と呼ばれているもので、不特定多数のひとが利用する建物などは、定期的に調査をするだけでなく、その結果を国に報告しなければならないものです。

この12条点検にはいくつもの項目があるのですが、外壁点検もそのうちの一つです。

これまではハンマーで壁を叩きながら以上がないか調べていましたが、2022年からドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)を使っての調査が可能になりました。

ひび割れ、コンクリートやタイルの浮きなどは赤外線カメラを通せばすぐに分かります。

▼▼参考:国土交通省近畿地方整備局「法定点検等の実施」▼▼
https://www.kkr.mlit.go.jp/build/conservation/preservation/ol9a8v000000ovuv-att/r5-tenkentou-kankohokenkiho.pdf

夜間の撮影や警備などに活用できる

赤外線カメラを使うと、暗い場所でも物体などを検知することが出来ます。

夜間の撮影や警備などに活用できますので、パトロールとして使用したりドローンにスピーカーを搭載して発見者に対して警告したりします。

実際にドローンを使った警備は実装されています。

また、夜間の飛行は認可申請が必要ですので気を付けましょう。

▼▼「ドローン警備・ドローン監視カメラ・ドローン防犯パトロールなどセキュリティドローンを提供する企業一覧と活用事例【必要資格やメリットデメリットまで解説!】▼▼

農作物や野生動物の成育状態を確認できる

温度を可視化する特製を活かしてドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)によるスマート農業も行われています。

スマート農業の一つとして、農作物や野生動物の成育状態を確認します。

農作物については、光合成の状態や育成のムラ、日照時間の違い、高温障害などが分かります。

野生動物に対しては、監視という意味合いが強くなります。

ドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)を使って普段から調査することで、田畑などへの侵入を防ぐための監視に繋げます。

ドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)のメリット

遭難者や被災者の捜索や救助

人を救助する場合、その場は危険なところだというケースは少なくありません。

しかし、ドローンを使って遠隔操作が可能ならば、危険が伴う場所や作業でもリスクを最小限にして行えます。

遭難者や被災者の捜索、そして救助をしたい時、がれきなどの下に埋もれている場合も想定します。

そんな時にドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)による温度の可視化が役立ちます。

ただ、悪天候での飛行は不可能ですので、デメリットもあります。

安全性が高まる

上記の場合もそうですし、ドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)を使って点検などを行う際も同じように安全ではないケースが多いものです。

ソーラーパネルの点検ならば、屋根に直接のぼらずにドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)を使えるので、操縦者の安全も屋根の保全も守れます。

劣化が進んだ屋根だと怪我をする恐れもあることから、ドローンの使用が増えています。

費用や時間の削減

費用については、人件費を見るだけでも大幅に削減できることが分かります。

従来の方法に比べて半分以下、場合によっては1/3にもなる場合も少なくありません。

ドローンを操縦する人がいれば良いので、従来の方法のほうに何人も準備する必要がないのです。

また、外壁調査などだと足場代も削減できます。

外壁調査は規模にもよりますが、数日から数週間かかっていた作業でも、ドローン赤外線カメラ(サーモカメラ)ならば1日で修了することも。

1日で終わらなくてもかなりの時間短縮がはかられ、点検中の騒音などのストレスを与えません。

通常ドローンに後付けできる赤外線カメラ

【DJI】Zenmuse H20T(1,078,000円)

引用元:Zenmuse H20シリーズ - ドローン搭載ジンバルカメラ - DJI Enterprise

12MP広角カメラ、20MPズームカメラ、放射分析サーマルカメラなどが搭載されています。

夜間撮影モードも搭載されているカメラですから安心して夜間も利用できます。

動作環境温度はマイナス20℃から50℃ですから、過酷な環境でも使用が可能です。

必要なセンサーを一つに統合された赤外線カメラです。

重量 Zenmuse H20:678±5 g
Zenmuse H20T:828±5 g
サイズ Zenmuse H20:150×114×151 mm
Zenmuse H20T:167×135×161 mm
保護等級 IP44
動作環境温度 -20℃ 〜 50℃(温度測定は、-10℃ 〜 50℃の場合のみ可能)
保管環境温度 -20℃ ~ 60℃
レーザー安全性 クラス1M(IEC 60825-1:2014)
対応する機体 Matrice 300 RTK

 

【BIZWORKS】Yubaflex(270,000円)

引用元:Yubaflex 植生指標(近赤外&赤)カメラ BIZWORKS株式会社

近赤外感度は780から1000nmで小型軽量の赤外線カメラです。

小型ですからドローンに搭載して空撮を行うのにも最適だといわれています。

DJI社Mavic・Mavic2・Phantom4などに取り付けたい場合は、専用のパーツも販売されています。

画素数 1210万画素
分解能 3000×4000ピクセル
レンズ 24~120mmの光学5倍ズーム
機能 GPS搭載、フルオート設定、日本語メニュー
ソフトウェア 専用画像処理ソフトウェア
保存形式 16bit RAWデータと8bit JPEGデータ
記録機能 緯経度と標高を記録

 

【MicaSense】RedEdge-P(要問合せ)

引用元:RedEdge-P 統合ガイド

あらゆるカスタマイズが可能なカメラで、様々なドローンとシームレスに統合できます。

デフォルト設定では、DLS 2 の内蔵 GPS を使用しています。

赤外線カメラ以外も高性能ですから、ビジネスにも活用できるものです。

重量 350 g (12.3 oz.) RedEdge-P + DLS 2
寸法 8.9 x 7.0 x 6.7 cm (3.5in x 2.8in x 2.6in)
RGB出力 5.1 MP (グローバルシャッター、全バンドと整合)
センサー解像度 1456 × 1088 (MSバンド当たり1.6MP) 2464 × 2056 (5.1MPパンクロマティック バンド)
外部電源 7.0 V - 25.2 V
電源出力 5.5/7.0/10W (標準、平均、ピーク)
キャプチャーレート 毎秒3キャプチャー、raw DNG形式

 

赤外線カメラ搭載ドローン

【DJI】Matrice 30T(1,1136,000円・見積もりが必要)

引用元:Matrice 30シリーズ - パワ - 産業用マッピング検査用ドローン - DJI Enterprise

次世代のドローンとして注目されている赤外線カメラ搭載を果たしたDJIの製品です。

最大飛行時間は41分、風圧抵抗は12m/s、運用限界高度7000m、最大飛行速度23m/sとなれば、ビジネスに導入したくなります。

安全性と信頼性を兼ねそろえており、M30シリーズでサーマルカメラが搭載されているのはM30Tのみです。

サイズ 470×585×215 mm
対角ホイールベース 668mm
重量(バッテリー2個含む) 3770 ± 10 g
最大離陸重量 4069g
ホバリング精度 垂直:±0.1 m(ビジョンシステム有効時)、±0.5 m(Nモード、GPSあり)、±0.1 m(RTK)
水平:±0.3 m (ビジョンシステム有効時)、±1.5 m(Nモード、GPSあり)、±0.1 m(RTK)

 

【Autel Robotics】EVOⅡ dual 640T V3(要問合せ)

引用元:EVOⅡ DUAL 640T V3 【Autel Robotics 正規代理店】 KMTドローンサービス

13mm の焦点距離レンズと 16 倍のデジタルズームを備えた 640 x 512 の高解像度サーマル イメージング カメラが搭載されています。

遠くの対象物でも容易に観察することができ、画像処理アルゴリズムが採用されているドローンです。

解像度も高く、ハードウェアを備えた他のオプションよりも鮮明で識別しやすいと評判です。

離陸重量 1150g
s最大離陸重量 2000g
対角寸法 397mm
サイズ 230x130x108mm(折りたたみ時)、457x558x108mm(展開時)
最大離陸高度 7000m
最大上昇速度 8m/s
最大降下速度 4m/s
最大水平飛行速度 20m/s

 

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