現在、教育の現場でもプログラミング用ドローンが注目されています。
もちろん、趣味でドローンを操縦している方にとっても魅力的なものです。
プログラミング用ドローンとは何か、選び方やおすすめの教材を詳しくご紹介します。
学習を進めていくと操作しなくても自立飛行するということも可能です。
目次
プログラミング用ドローンとは?
一言でいえば、プログラミング用ドローンとは、自立飛行するためのソフトウェアを開発することです。
ドローンプログラミングに使用されるのは、JavaやC言語。
ソフトウェアが開発出来れば、人が操作することなく、ドローンが自ら判断をして必要なタスクをこなしていきます。
宅配業務を執り行うなど、今後の我々の生活に浸透していくものだともいわれています。
小学生からプログラミングを習得する時代で、授業の一環としてプログラミング教室などで取り入れているのと加えて、運送業や農業、建築などでも活用していきそうです。
ドローンが自己認識をし、状況認識をするのです。
人手不足だといわれている日本で大きく期待されています。
ドローンプログラミングが注目されている理由
プログラミングされることによって、ドローンは離陸した後、特定のルートを飛行して着地地点まで戻ります。
ラジコンのように常に操作する必要がありませんので、自動操縦によってそこに割かれる人件を減らせます。
IF文による条件分岐を使用すれば、状況によってドローンの動きを変更させられます。
上記でも述べたように、運送業や農業、建築業界は人手不足が顕著です。
プログラミング用ドローンを活用すれば、物の運搬や農薬散布なども効率よく進められます。
もう一つ注目されている理由があります。
それが教育現場。
小中学生向けのプログラミング教室では、これからの時代は人工知能やロボット、VRなどプログラムによって成り立つ仕組みや実際にプログラムを作り出す方法を学びます。
急速に進化していることで、プログラミング教室は増加中です。
ドローンはプログラムによって制御され、離陸や前進、着陸などの動きは全て組み込まれたもの。
科学や技術、工学、数学を総合的に学ぶ「STEM教育」もドローンプログラミングから得られます。
先端技術でもあり、発展的に活用ができ、楽しく学べることから大注目されているのです。
ドローンプログラミングで出来る事。ドローンエンジニアの仕事って?
まさしくドローンを使用した仕事が増えています。
あとで詳しくご説明しますがドローンエンジニアを筆頭に、農薬散布の代行、インフラ・建築物点検、環境調査、測量、災害救助・商業演出、ドローンスクールの講師などです。
農薬散布の代行やインフラにまつわるドローン飛行などすでに広まっている印象があります。
商業演出とはドローンショーなどを指し、世界各地で開催されていて、まだ観覧したことがない方もこれから必ずどこかで見るはずです。
自然災害が多発している日本では、救助にドローンが使われるようになりました。
人が踏み入るのには危険な場所でも、プログラミングしたドローンを飛行させると、状況の把握や人命救助にも役立ち、復興も早められるかもしれません。
さて、ドローンエンジニアという仕事が注目されています。
ドローンプログラマーと呼ばれることもありますが、事前にプログラミングを汲んで自律飛行させる業務です。
決められたルートを組み込むだけでなく、プロは強風や避けられない障害物など、多くの事態を想定したプログラミングを行います。
専門知識が豊富で、ニーズにあわせてドローンをカスタマイズしていくのです。
企業にもよるでしょうが、ドローンエンジニアの年収は500~700万円が相場とされています。
将来性もありますから、安定を求めて目指す方も増えているようです。
プログラミング用ドローンの選び方
ドローンに対応しているプログラム言語
もともとプログラミングの知識をお持ちで、組み込むことを得意としている方はどんな言語でも活用できる場合があるでしょう。
しかし、初心者の方や特定の言語しか取り扱えないという場合は、対応しているプログラム言語をまず確認する必要があります。
ドラッグ&ドロップで簡単に組み立てられるドローンもあります。
Pythonはプログラミング用ドローンでもよく使われており、業界的にも広く使用されているので、こちらを覚えてもいいかもしれません。
バッテリー
バッテリーがすぐに切れてしまいドローン飛行が止められると、思った飛行を試せないことがあります。
飛行時間、利用時間を確認した選び方をすれば、実際に飛行させる時にも安心です。
対応しているデバイス
タブレットやパソコンとドローンを連携して利用しますから、デバイスのチェックも欠かせません。
ドローン側と利用したいデバイスとの互換性があるのか、余分な機材を揃えなければならないのか、選ぶ際に確認しておかなければ、後々面倒です。
プログラミング用ドローンのおすすめ教材【株式会社大塚商会】
ドローンプログラミング学習キット
引用元:株式会社大塚商会
小学生や中学生にも注目されているプログラミング教育ですが、2022年からは高等学校でも必修化されました。
そこで様々なドローン教材が増えてきています。
その中でも、基礎学習から応用まで行える「ドローンプログラミング学習キット」というものがあります。
小学生向けの基礎学習ができたり、プログラミング言語の文法、構文読解のための入門編があったり、実際にドローンを試行錯誤しながら期待通りに飛行させて論理的理解や課題解決能力を高めたりする教材です。
ドローン飛行とプログラミング内容を関連つけることでも可能で、ドローンを介した感動を得て、学習意欲を向上させることもできます。
実際にすでに高等学校で導入している学校もありますのでオススメです。
ドローンプログラミング言語学習キット【クオリティソフト株式会社】
引用元:クオリティソフト株式会社
小学校での体験授業が進んでいるプログラミング教材です。
ドローン飛行プログラミングでpythonを学びます。
子供たちに感動を与えて学習意欲を向上させるには、ドローン飛行によるアウトプットが効果的です。
生徒自身が興味を持って主体的に授業に取り組めたり、飛行に向けてプロセスを踏むことで問題解決力や論理的思考が養われていきます。
身近なプログラム言語を基礎から学べる、かつ実践的なICT教材です。