副業という働き方が注目されています、そこで「ドローンを使って副業が出来ないだろうか」と考えている人が増えているようです。
幅広い分野に進出するドローンは、個人でも請負が出来るケースも多く、土日に小遣い稼ぎをしたいと考えるのも当然。
ドローンの副業の始め方から、土日を使って小遣い稼ぎをする方法、実際の収入(報酬相場)についてご紹介します。
また、併せてフリーランス案件の探し方や注意点もお伝えしますので、「ドローン副業に興味がある」という方はぜひ参考にしてください。
目次
ドローン副業は可能でも注意点も考慮しよう
副業でも需要がある
ニュースでも日頃の話題でも登場する機会が多くなったドローン。
我々が映像として見かけるものもドローン空撮によるものということも少なくありません。
ドローン副業はとても需要がある分野です。
本業をこなしながら、空いた時間に副業をすることも十分に可能だといえます。
会社規則などに注意
需要があるので副業が物理的に可能だとしても、働いている会社の規則によって禁止されている場合があります。
業種として、会社として規則で禁止にしているのには理由があるはずですから、これに違反すると処罰されるかもしれません。
副業は申請すると許可が出来るような会社もありますから、どうしてもドローン副業がしたい場合は、まず相談してみるのがいいでしょう。
初期投資が必要
ドローン副業をする場合、身軽に始められるケースの方が少ないので注意しましょう。
ドローンの機体自体を所持したり、そのために登録や資格取得などを必要としたりケースもあります。
主に初期投資としてかかるといわれているのは以下のものです。
・ドローン本体
・免許や資格取得による費用
・保険関連
・SDカードや特殊カメラ
・パソコン
(ドローン副業によって初期投資に必要とするものは変わります)
これらの初期投資にかかった金額に見合う副業ができるかどうか、また確定申告が必要になった時に対応できるかどうかも最初に考えておくと安心です。
天候に左右されて日程調整が難しい
ドローンの飛行にはある程度の制限が必ずあります。
風速と風向によっては飛行NGとなりますし、ドローンは機器ですから雨に弱いのです。
雨天や降雪となると厳しくなります。
雷や雷雨も危険になり、視界という意味では日の出や日の入りにも危険を感じるケースが少なくありません。
霧などもそうです。
このように天候に左右されることがあり、副業という限られた日時の中でどこまで依頼者に対応できるかが鍵になる部分があります。
資格が必要なことも
ドローン副業によっては、資格や免許が必要な場合があります。
ドローンを飛行させる技術があるからといっても、どこでも飛ばしていい、ドローンを使って何をしてもいいわけではありません。
有人地域などを飛行させるなどのレベル4飛行が必要な方は国家資格の取得が求められ、信頼関係を重視したい方は、スクールに通って技術や知識を養うことをおすすめします。
また、ドローン操縦だけでなく、それに付随する資格が必要なケースも業務によってはありますのでリサーチは必須です。
ドローン副業の種類
空撮や動画編集
ドローンを使った空撮は静止画も動画も需要が高まっています。
PV撮影やテレビ番組、パンフレット作製、WEB制作の場でも取り入れられる機会が増えています。
ダイナミックで通常の目線では見えない景色を見せてくれる空撮を行うパイロットはまだ少ないのです。
旅行者を対象とした空撮などなら土日などで副業が可能であるケースが少なくありません。
また、空撮したものを編集する業務も副業として人気です。
編集のみでいえば、ドローンを操縦する技術や知識がなくても請け負えます。
点検・測量
インフラ業界における点検や測量でドローンはどんどんと使用が広がっています。
外壁や屋根の点検、道路などの測量、最近では水中に関する測量なども水中ドローンを使って行われています。
どの業界においても人手不足ということで、点検や測量関連における仕事も募集案件がたくさんあります。
ドローンインストラクター
ドローンスクールやイベントなどにおけるインストラクターも副業可能です。
お休みの日だけのアルバイトとしてドローンスクールで契約する、イベントならばその日一日だけの雇われという形で相談が出来そうです。
仕事をしながらドローンの免許や資格を取りたいという方も多く、ドローンスクール側も「土日のみ受講可」と謳っている場所があります。
インストラクター募集をしていないか、お住まいの地域で探してみましょう。
農薬散布
スマート農業は農林水産省も推奨していることもあり、農薬や肥料などの散布をドローンで行いたいという農家も多くなっています。
しかし、農薬散布が行える農業用ドローンは高額であったり、必要な資格や知識があったりすることから、補助金が出たとしても躊躇してしまうことが少なくありません。
それでも圧倒的に効率が良いドローンでの散布をしたいという思いから、ドローン散布ができる方を探していらっしゃいます。
求人サイトなどにはあまり出回っていない副業方法ですから、農家さんに営業をして契約をする必要があります。
ドローン副業の始め方は4通り
ドローンの仕事について求人を探す
雇用契約を交わしてドローン副業をしたい方におすすめの始め方です。
求人サイトや求人雑誌でドローンの仕事を探すことが出来ます。
空撮業務、点検・測量、インストラクター、エンジニアなどの募集を見かけます。
大手求人サイトでも見かけますので、条件などを見合わせて検討してみましょう。
ドローンスクールから案件を受注する
ドローン免許や資格を取得するため、ドローンスクールに通っている方におすすめの始め方です。
免許や資格を取得した後のビジネスについて相談が出来るケースがほとんど。
実際に、講習運営だけでなく、空撮や点検・測量などを請負業務も行っているドローンスクールもあります。
ドローンスクールが受注している案件をあなたが下請けとして請け負える可能性がありますから、気になれば相談してみましょう。
請負でなくても、ドローンスクールは横繋がりもありますので、副業ができる環境を紹介してくれるかもしれません。
フォトサービスなどでドローン静止画や動画を販売する
フォトサービスでの副業の良さは、働く日時に縛られないというメリットがあります。
本業をこなしながらの副業は、スケジュール管理も大変ですし、お相手がいることでトラブルが起きる可能性も否定できません。
しかしフォトサービスなどでドローン静止画や動画を販売する方法ならば、あなたのペースで行えます。
営業アピールや販売価格設定などのリサーチなどをこなす必要がありますが、大好きなドローンによる撮影が副業になると話題の副業です。
受注案件を探す
期間や働き方などに縛られずに、本業との兼ね合いも取りやすいと注目されている方法は、受注案件を探すことです。
ドローン副業のフリーランス案件の探し方は次の項目で詳しくお伝えします。
クライアントとのマッチングを行うサイトは多く、継続での案件があれば、一日だけの単発のお仕事もあります。
自由度が高く、やりたい仕事が見つかればフリー活動として行えます。
ドローン副業のフリーランス案件の探し方
楽天ドローンゲートウェイ
引用元:楽天ドローンゲートウェイ
ドローン業務を行いたい方に特化したプラットフォームです。
楽天ドローンゲートウェイは、ドローンを導入している企業とパイロットを繋いでいます。
依頼者からすると、業界最安値で依頼が出来るともいわれていますし、受注する側からするとそれだけ多くの案件が日々登場しているようです。
ランサーズ
引用元:ランサーズ
日本最大級のクラウドソーシングだといわれています。
仕事依頼サービスで多くのフリーランスが利用していて、バリエーションが豊かなのが特徴です。
クライアント側にもフリーランス側にも立って、しっかりと選んで働けるプラットフォームです。
様々な案件の中にドローン業務による依頼も見かけます。
空撮や動画の編集などの案件が多いようです。
クラウドワークス
引用元:クラウドワークス
2011年に設立されたクラウドワークスも日本のフリーランスに好まれています。
クラウドワークスは「個のためのインフラになる」をミッションに掲げています。
企業と個を繋いで、ドローンの仕事も募集しています。
ドローンの申請についてのサポートをしてくれる方、ドローン映像を撮影してくれる方を募集している企業や個人の方々がいらっしゃるようです。
SORA de WORK
引用元:SORA de WORK
SORA de WORKもドローン仕事に特化したマッチングプラットフォームで、技術者と導入企業を繋いでいます。
イベント業務から専門業務まで幅広く対応されています。
全国のドローン技術者を集めていますので、各地でのお仕事でも副業に繋げられそうです。
ドローン×マッチング
引用元:ドローン×マッチング
ドローン×マッチングはドローン業務発注者や受注者に契約締結の機会を提供しています。
農業用ドローンを使用した脳散布などの依頼も受けられます。
東京都「創業助成事業」に採択されていることから信頼度を上げています。
東京都のすぎな行政書士事務所が運営をしており、仲介手数料は無料です。
ドローン副業の収入(報酬相場)はどのくらい?土日に小遣い稼ぎはできる?
ドローン副業は業務内容によって収入や報酬相場は変わります。
ランサーズでチェックしてみると、空撮案件で20,000円から100,000円ほどとなっており、動画の編集でも50,000円から100,000円という案件もあります。
作業内容や作業量、期間によって、またプラットフォームによっても収入(報酬相場)は異なりますので納得のいく金額かどうかを確かめて応募しましょう。
土日に小遣い稼ぎをすることは可能です。
業務の内容によっては、週末でのお仕事がないケースもやはりあります。
副業をする場合は、本業との兼ね合いを考えながら、条件や業務内容をチェックし、時にはクライアント側と相談をしながら依頼を進めていくことをおすすめします。