ドローン資格を活かせる仕事8選!年収(給与)や必要資格をドローンを仕事にするには?と悩んでいる方へ紹介【ドローンは仕事が無いと言われる理由や将来性】
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私たちの日常にドローンの存在は当たり前のものになりつつあります。

そんなドローンの資格を活かせる仕事をお探しの方が増えているようです。

美しくダイナミックな映像となる空撮、スマート農業を目指す農薬散布、インストラクターなどドローン資格を活かした仕事はたくさんあります。

それぞれの仕事の必要資格やドローンを仕事にする方法、反対にドローンは仕事が無いと言われている理由もお伝えします。

あわせて、ドローン資格を活かした仕事の将来性についても考察していきましょう。

ドローン資格を活かせる仕事一覧(年収・必要資格)

空撮(映像・写真撮影)【年収350万円~500万円】

ドローンでしか撮影できない映像や写真を撮影するパイロットです。

観光地のPV撮影をしたり、テレビ番組で使用するような映像をとったり、観光客向けのサービスを行う場合もあります。

ドローンを飛ばすことで、鳥目線で撮影ができたり、人が入り込めない場所からの空撮ができたりするのです。

スポーツ中継や建造物の紹介など、仕事は多岐に渡ります。

仕事内容 映像・写真撮影
おおよその年収(給与) 350万円~500万円
必要なスキル ドローンの操縦技術: 操縦免許 (無人航空機操縦士技能証明) の取得が推奨されます。
撮影技術: カメラの操作方法などの知識
編集技術: 撮影した映像を編集する技術
知識: 空撮に関する法規制や、各業界の専門知識
あれば便利なドローン資格 DPAドローン操縦士回転翼3級・JUIDA操縦技能証明
備考 ドローンの空撮の仕事は、天候や場所によって制限を受けたり、機材の運搬や設定に時間がかかったりと、体力的に負担が大きい場合もあります。
しかし、空撮を通して美しい映像を撮影したり、重要なデータを収集したりすることは、非常にやりがいのある仕事です。

農薬散布【年収300万円~510万円】

最近大注目の農薬散布です。

空中からドローンを使用して一気に農薬散布をしますので、時間の短縮にもなり、人件費を抑えることも出来ます。

また、危険も少なくなり、農林水産省はスマート農業を推進していることで、補助を受けられることもあります。

農薬散布と一言でいいますが、実際は肥料や種まきにも利用できます。

専用の農業用ドローンを活用しますので、それを操縦するための訓練や資格が必要です。

仕事内容 農薬散布
おおよその年収(給与) 300万円~510万円
必要なスキル ドローンの操縦技術: 操縦免許 (無人航空機操縦士技能証明) の取得が推奨されます。
農薬に関する知識: 農薬の種類、効果、使用方法などを理解する必要があります。
農業に関する知識: 栽培方法、病害虫防除、施肥など、基本的な農業に関する知識が必要です。
ITリテラシー: ドローンの設定やソフトウェアの操作など、ある程度のITスキルが必要です。
あれば便利なドローン資格 産業用マルチローター技能認定
備考 ドローンによる農薬散布は、比較的新しい仕事であるため、求人情報は限られています。しかし、農業分野のニーズは高く、今後ますます需要が高まっていくことが予想されます。

測量・点検【年収330万円~520万円】

工事現場、建築現場、工場、ダムなどのインフラなどの測量や点検もドローンで行う場面が増えています。

これまでの方法よりもドローンを使用した方が、的確に測量ができたり安全に作業したりします。

測量や点検の場合は、空撮やソフトウェア解析、3Dモデリングなども仕事に含まれます。

また、赤外線カメラを使った点検もドローンで行いますので、特殊な機材の使用方法などの知識を付けることも大切です。

仕事内容 測量・点検
おおよその年収(給与) 330万円~520万円
必要なスキル ドローンの操縦技術: 操縦免許 (無人航空機操縦士技能証明) の取得が推奨されます。
測量・点検に関する知識: 測量や点検の専門知識、関連する法令や規範に関する知識が必要です。
データ分析能力: 収集したデータを分析し、報告書を作成する能力が必要です。
ITリテラシー: ドローンの設定やソフトウェアの操作、3Dデータ処理ソフトの使い方など、ある程度のITスキルが必要です。
あれば便利なドローン資格 第三級陸上特殊無線技士(DPAドローン操縦士回転翼3級、JUIDA操縦技能証明など)
備考 ドローンによる測量・点検は、比較的新しい仕事であるため、求人情報は限られています。しかし、今後ますます需要が高まっていくことが予想されます。
ドローンに興味があり、建設やインフラ業界に貢献したいと考えている方は、ぜひドローンによる測量・点検の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ドローンショー(パイロット、アニメーター、法人営業、インターン)【年収400万円~600万円】

日本だけでなく世界各地で新たなエンターテインメントとして開催されているドローンショー。

屋内や屋外で数十機から数千機でイラストを描いたりQRコードを夜空に映し出したりします。

個人では難しいものですが、ドローンショーに魅せられてプログラミングなどを勉強する方が増えているそうです。

ドローンのパイロット、ショーとして魅せるアニメーター、ショーを開催する営業、オフィスでの事務仕事などでサポートやWEB運用、採用活動を行うインターンのといった働き方があります。

仕事内容 ドローンショー
おおよその年収(給与) 400万円~600万円
必要なスキル ドローンの操縦技術: 操縦免許 (無人航空機操縦士技能証明) の取得が推奨されます。
プログラミングスキル: ドローンの飛行経路や隊形をプログラミングするスキルが必要です。
クリエイティブな発想力: ショーのコンセプトやストーリー、演出を企画・設計する能力が必要です。
チームワーク: 複数のスタッフと協力して作業を進めることができる能力が必要です。
コミュニケーション能力: クライアントや関係者と円滑にコミュニケーションを取れる能力が必要です。
あれば便利なドローン資格 求人内容によって国家資格など
備考 ドローンショーは、近年注目を集めているエンターテイメント性の高いイベントです。夜空に数十台から数百台のドローンを飛ばし、音楽に合わせてイルミネーションや隊形変化などの演出を行うのが一般的です。

物流・配送【年収400万円~600万円】

災害の場面やへき地に対してなどに物流を行うドローンも注目されています。

大型ドローンの開発は進んでおり、数十キロのペイロードをほこる機体が期待されています。

実際に、ですでにドローンによる物流が始まっている地域もあります。

仕事内容 物流
おおよその年収(給与) 400万円~600万円
必要なスキル ドローン国家資格の操縦技術: 操縦免許 (無人航空機操縦士技能証明) の取得が必須となります。
物流に関する知識: 荷物の取り扱い方法、配送に関する法令や規範などの知識が必要です。
ITリテラシー: ドローンの設定やソフトウェアの操作、配送管理システムの使い方など、ある程度のITスキルが必要です。
コミュニケーション能力: お客様や関係者と円滑にコミュニケーションを取れる能力が必要です。
あれば便利なドローン資格 ・国家資格
・第4級アマチュア無線従事者免許
・フォークリフト運転技能講習
・物流管理技能検定
備考 ドローン物流・配送は、近年注目を集めている物流業界の新業態です。従来のトラックや配送員による配送に比べて、ドローンは以下のような利点があります。
短納期: 地上交通の渋滞や天候の影響を受けずに、最短ルートで荷物を届けることができます。
難アクセス地域への配送: 山間部や離島などの、車両での配送が困難な地域への配送が可能になります。
人件費の削減: 配送員の人件費を削減することができます。
CO2排出量の削減: ドローンは電気で動くため、CO2排出量を削減することができます。

警備【年収400万円~560万円】

ドローンを使った警備は「機体警備」と呼ばれています。

センサーなどの機械を利用して、人とドローンとで連携をとって警備をします。

特にドローン操縦にまつわる絶対に必要な資格はありませんが、警備を行うことに対する資格を持っていなければなりません。

仕事内容 警備
おおよその年収(給与) 400万円~560万円
必要なスキル 警備に関する知識: 警備業務に関する法令や規範、防犯対策などの知識が必要です。
ITリテラシー: ドローンの設定やソフトウェアの操作、映像編集ソフトの使い方など、ある程度のITスキルが必要です。
観察力・分析力: 監視映像から不審者や異常事態を発見し、分析する能力が必要です。
コミュニケーション能力: 警備員や関係者と円滑にコミュニケーションを取れる能力が必要です。
あれば便利なドローン資格 機械警備業務管理者資格
備考 ドローン警備は、近年注目を集めている警備業界の新業態です。従来の警備員による巡回や監視に比べて、ドローンは以下のような利点があります。
広範囲の監視: ドローンは、広い範囲を短時間で監視することができます。死角のない監視: ドローンは、上空から自由に移動できるため、死角のない監視が可能です。24時間365日の監視: ドローンは、天候や時間帯に関係なく監視を行うことができます。人件費の削減: ドローン警備は、警備員の人件費を削減することができます。

ドローンエンジニア・ドローン開発【年収500万円~700万円】

まだまだこれから発展の可能性があるドローン。

ニーズに合わせてドローンをカスタマイズするために、ハードウェアとソフトウェアを開発する仕事です。

企画や実装、検証など開発に全て関わりますから、広い専門知識を必要とします。

仕事内容 ドローンエンジニア
おおよその年収(給与) 500万円~700万円
必要なスキル ドローンに関する専門知識: ドローンの飛行原理、構造、機体各部の役割、飛行制御システム、センサー技術、ソフトウェアアーキテクチャなど、ドローンに関する幅広い知識が必要です。
ハードウェア開発スキル: 機械設計、電子回路設計、プログラミングなどのスキルが必要です。
ソフトウェア開発スキル: C言語、C++、Java、Pythonなどのプログラミング言語を使いこなせるスキルが必要です。
問題解決能力: 複雑な技術課題を分析し、解決策を導き出す能力が必要です。
チームワーク: チームメンバーと協力してプロジェクトを進めることができる能力が必要です。
あれば便利なドローン資格 無し
備考 ドローンエンジニアは、ドローンの機体やソフトウェアを企画・設計・開発・製造・販売・保守・サポートなど、ドローンに関わるあらゆる仕事に携わる専門職です。ドローン開発は、近年ますます需要が高まっており、航空宇宙工学、電子工学、情報工学、プログラミングなどの専門知識と技術を活かせる魅力的な仕事です。

ドローン講師・インストラクター【年収300万円~400万円】

ドローンスクールなどにおける講師も需要が高まっている仕事です。

実技だけでなく講習内容において専門的知識を持っていなければなりません。

仕事内容 ドローン講師
おおよその年収(給与) 300万円~400万円
必要なスキル ドローンの操縦技術: 操縦免許 (無人航空機操縦士技能証明) の取得が必須となります。
ドローンに関する知識: ドローンの構造、飛行原理、法令遵守、安全運航、操縦技術、カメラ技術、写真・動画編集技術など、幅広いドローンに関する知識が必要です。
指導力: わかりやすく丁寧に説明し、受講者に理解してもらうことができる指導力が必要です。
コミュニケーション能力: 受講者と良好な関係を築き、互いに尊重し合いながら指導できるコミュニケーション能力が必要です。
忍耐力: ドローンの操縦は習得に時間がかかるため、受講者に根気強く指導できる忍耐力が必要です。
あれば便利なドローン資格 スクールによって異なる(認定スクール講師(JUIDA)やドローン操縦士回転翼3級インストラクター、DJIインストラクターなど
備考 ドローン講師・インストラクターの仕事は、ドローンへの情熱と知識を共有できる魅力的な仕事です。また、人々の成長をサポートし、社会に貢献できる仕事でもあります。
ドローンに興味があり、人々に知識や技術を伝えたいと考えている方は、ぜひドローン講師・インストラクターの仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ドローンを使って仕事にしたいなら

求人サイトで求人情報を探す

最近ではネットを通して求人情報を出し、応募する流れが一般的。

ぜひ「ドローン・求人」などで検索をかけてみましょう。

大手の求人サイトにもたくさんのドローンを使った仕事の募集を閲覧することが出来ます。

様々な場面で活用されつつあるドローンの操縦者やエンジニアなどの募集を多く見かけます。

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ドローン免許・資格を取得する

ドローンを使って仕事をしたいのならば、まずドローン免許や資格を取得しましょう。

あなたが就きたい仕事に必要な資格をとるのは当然、絶対に必要な資格がなくても、あれば便利な免許をとれたら仕事に繋げられます。

というのも、ドローンスクールに通えば、ドローン仲間が出来て仕事を紹介してもらえたり、実際に就職先になったりするからです。

また、ドローンスクールによっては講習運営だけでなく、仕事を受注しているケースもあります。

点検や測量、空撮などを受注している場合が多く、外部発注という形あるいはそのドローンスクールへの就職で仕事が出来る可能性があるのです。

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ドローンに関連する職種や職業に就く(直接ドローン関連企業に就職し技能を学びながら働く)

現在、様々な分野や企業でドローンの導入が加速しています。

マンションの大規模改修などをみていると、最近では赤外線カメラを搭載したドローンを飛行させ、ひび割れや劣化などを確認できるようになっています。

建設会社は早いところではすでにドローンによる点検や測量なども取り入れているのです。

イベント会社ならばドローンショーを開催しているかもしれませんし、エンタメ業界や旅行代理店などでは空撮を行っているかもしれません。

ドローンに関連する職種や職業に就くことで、仕事として従事できる可能性が高まります。

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都道府県別のドローン求人情報

副業をする

少々違う観点かもしれませんが、現在の会社が許すならば副業でドローンによる仕事をする方法もあります。

「いきなり転職するのはハードルが高い」「安くてもドローンによる仕事を受注して自分に合っているかみてみたい」という場合にもおすすめです。

副業でドローンを使った仕事をする場合は、アルバイトとして働くのもアリですし、フリーランスのように個人で請け負う方法もあります。

▼▼ドローン副業について詳しくはこちらをご参照ください▼▼

ドローンは仕事がない?将来性は低いのは本当?

有効求人倍率は4.21

参考引用元:職業情報提供サイト(日本版O-NET)

上記の表を見て分かるように、ドローンに関する仕事に対する有効求人倍率は令和4年度の調べで4.21で、決して小さな数字ではありません。

「ドローンは仕事がない」と言われることがあるかもしれませんが、決してそんなことはないのです。

様々な形態での業務、使用するドローンもたくさん機種があり、仕事を選べるくらいにあります。

比較的就職しやすい状況にあることが分かります。

法律や条例が厳しいのは本当

自由度が高い仕事かといえば、少々違うかもしれません。

ドローンを使用すれば、無限大の可能性を感じる一方で、法律や条令が厳しいのは本当の話です。

もともとドローンは軍需産業によるものでありますし、空を飛んで業務を行うことに対する準備が国を含めて出来ていないのかもしれません。

ドローンを使って出来ることがあっても、もしかすると法律や条令に引っかかる可能性があります。

ドローンに夢を持っている方が少なくないのですが、日本の法律や自治体などの条例が厳しすぎることで、やりたいことが阻まれることもありそうです。

まだまだドローンの活用は限定的

無限大の可能性があるとお話しましたが、活用方法はまだ限定的であるといえます。

法律や条令に縛られている部分もありますし、開発が追い付いていないこともあります。

また、「ドローンは危険だ」「信用できない」などの印象を持たれるケースもあるのです。

ドローンを使って仕事をするのには、現代では決められた業務から選ばなければならない点があり、「仕事がない」と言われているのかもしれません。

ドローンビジネス事業の将来性はあるといわれている

インプレス総合研究所が調査した「ドローンビジネス調査報告書2023」には、このように書かれています。

2022年度のドローンビジネス市場規模は前年比33.7%増の3086億円
レベル4飛行の解禁によりドローン活用が進み、2028年度は9000億円超へ


ドローンビジネス調査報告書2023

 

試算は2028年度まで出ているということは、見通しは明るいということです。

制限があるのも、現在は限定的な利用のされ方をされているのも、伸びしろや幅を広くできる可能性を秘めているともいえます。

ドローンビジネス事業の将来性はありますし、まだまだ活用の幅が広がっていくはずです。

ただし、ドローン免許が国家資格として取得できるように、知識や経験、資格の有無なども求められるようになるかもしれません。

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