ドローンを購入する際、または飛行させる際に考えて欲しいのがプロペラガードの装着についてです。
「プロペラガードは必要だよ」といわれたり、「装着は義務なのかな」と不安になったりする人が少なくありません。
ドローンのプロペラガードについて、必要なのか義務なのか、メリットとデメリットもご紹介します。
プロペラガード付きのドローンも最後に伝えしますので参考にしてください。
目次
ドローンのプロペラガードってなに?機能は?
ドローンのプロペラ周辺を覆っている樹脂製のフレームのことを「プロペラガード」といいます。
まさしくドローンのプロペラを保護する装備品で、障害物が接触した時のダメージを軽減、緩和することになります。
また、墜落した際にプロペラが破損した場合、散乱することで危険を与える場合が考えられます。
プロペラガードが装着されてると、その散乱も防ぐことも可能です。
ドローンに最初から装着されている場合と、後付けするケースとがあります。
ドローンのプロペラガードが必要な理由
一般的に義務ではないが飛行許可申請の際に必要な場合がある
ドローンにプロペラガードを装着することは「義務」ではありません。
しかし、飛行許可申請に必要なドローンの写真提出の際には、プロペラガードの装着をお願いされることがほとんどです。
一般的ではないものの、プロペラガードを装着したドローンでなければ許可が降りない場合が多いので、結果的に必要であるといえます。
室内など衝突物がたくさんある場所は安心
以下のメリットの部分でも詳しくお伝えしますが、プロペラガードの装着は何よりも「安心感」に繋がります。
特に室内など衝突物がたくさんある場所では、衝突リスクは当然ですが高まります。
ドローンの本体やプロペラを守ることで、墜落した際の飛散などを防げます。
ドローンのプロペラガードを装着するメリット
ドローンのプロペラを守る
一番のプロペラガードを使用する理由です。
ドローンのプロペラが壊れるようなことがあると、墜落や破損を招き、二次被害に繋がることも考えられます。
即墜落となれば、物や人に危険が及ぶ可能性もあります。
安全性を向上させることに繋がり、初心者の方でも安心してドローン飛行させられるでしょう。
墜落した時にプロペラの飛散を防ぐ
上記でもご紹介しましたが、プロペラガードを装着しているだけで墜落した際の飛散を小さなものに出来ます。
墜落事故のリスクは残念ながら0ではありません。
バッテリーがなくなった、突風が吹いたなど、様々な要因で墜落の危険性は常にあります。
墜落した場合、衝突によってドローンの部品があちこちに飛散します。
飛散した部品は、周囲にいる人に衝突して怪我をさせるかもしれませんし、建物などにぶつかって傷を与えるかもしれません。
飛散だけでなく、その先にある災難を防ぐことにも繋がります。
飛行中のドローンの視認性を上げる
プロペラ周辺を樹脂製のプレートで覆うので、ドローン自体を大きく見せることができます。
飛行中のドローンの視認性を上げることになり、特に飛ばしても機体を見失いません。
目視できなくなった場合の危険性は、想像通りです。
衝突した時の障害物や人に対する損害リスクを抑える
自立飛行をしていたとしても、衝突のリスクを完全に0にすることは出来ません。
枝に当たったり、急に動いたものに当たったり、人に当たることもあるかもしれません。
プロペラガードを装着していた場合、直接、プロペラに障害物や人に当たりません。
衝突した時の損害具合を軽減させます。
ドローンのプロペラガードを装着するデメリットと対処法
風の影響を受けやすくなる
プロペラガードを装着はメリットばかりではありません。
装着していると、それだけ風を受ける面が出来るので風の影響を受けやすくなります。
ドローンの操縦技術を身に付けている方でも、風への対処は難しいものです。
プロペラガードを装着した上でどのような風の中で飛行させるのかを検討しなければなりません。
でっぱりなどの障害物には要注意
ドローンガード分が機体の大きさとして加わります。
普段、ドローンガードをつけていない方は、機体の大きさの感覚を掴めずに障害物に衝突させてしまうかもしれません。
機体が大きくなると視認性が高まる半面、でっぱりなどの障害物への衝突の危険が高まります。
飛行制限を受けるドローン機がある
たとえば初代の「Mavic Mini」にプロペラガードを装着すると自動的に感知して30メートルしか上昇しませんでした。
3代目「Mavic Mini Pro」になると飛行制限はなく、自由に飛行させられます。
このように機体によって思いがけない制限を受ける可能性があること覚えておきましょう。